会長挨拶

ホームページを開設するに当たって

                                                                                      

 

《進路指導が日本の未来を左右する》

 

 現在中学校では、3年間を見通し計画的に進路指導を進めています。しかし、中学校卒業後の進路をめぐる状況には様々な問題があります。高等学校への進学率は98%に達する一方、「とりあえず高校へ、大学へ」という目的意識の希薄な進路選択、その結果として大量の中途退学者が出ています。また、大学進学率も約5割に達する一方、全国の私立大学の約4割が定員割れをし大学全入時代が訪れています。大学生の就職状況は、ほぼ5人に1人が定職についていないという状況です。就職した後の早期離職(いわゆる「7・5・3」現象)問題もあります。これらの結果として、ニート・フリーター問題、無気力・引きこもり問題が依然として社会問題となっています。

 進路指導については、教育基本法で「…職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。」(第2条二)と、また、学校教育法でも「職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと。」(第21条十)と示されています。これらを踏まえ、進路指導は、特別活動の学級活動を中核としつつ、総合的な学習の時間や学校行事の勤労生産・奉仕的行事における職場体験活動などの進路にかかわる啓発的な体験活動及び個別指導としての進路相談を通じて、各校がそれぞれ創意工夫した取り組み方で、学校の教育活動全体を通じ、系統的、発展的に行っていく必要があります。

 現在の企業には、昔のように採用した後に企業内研修で人材を育成するという余裕はもはやなく、即戦力を求めています。企業の求める能力として「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」「課題解決能力」「論理的思考力」「実行力」等が上げられます。このような企業の求める人材と学校で受けている教育との間に、大きな溝があるのではないでしょうか。たしかに、学習指導要領で「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に行動し、よりよく問題を解決する資質や能力を身につけ、社会の変化に対応できる生きる力」の育成が打ち出されましたが、まだ学校現場ではそのための実践が十分行われているとは言えません。厳しい雇用環境下、雇用のミスマッチを防ぐためにも、進路に関する意識づけ・能力開発が必要であり、そのためにも、進路指導の重要性がますます増大しています。我々教育に携わる者は、以上のような状況を念頭に置いて、「やりたいこと(WILL)」「やれること(CAN)」「やるべきこと(MUST)」の三つができる限り一致するような進路指導を行っていかなければなりません。まさに、進路指導の成否に生徒達の未来だけでなく、日本の未来がかかっていると言っても過言ではありません。

 以上のことから、東京都中学校進路指導研究会では、この度より多くの皆様にキャリア教育の中核を成す「進路指導」に興味・関心をもち、さらに実践していくための手がかりになっていただければ幸いと考え、念願のホームページを立ち上げることとなりました。都中進の研修会を始め、関ブロ大会・全国大会のご案内、高等専修学校協会(中専協)との相互研修会、各ブロックの研究発表会などを紹介します。そして今後は、東京都はもちろん、全国の実践研究なども掲載していきたいと考えています。このホームページが充実したものになりますように、多くの皆様のご意見をお待ちしております。

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 H26.08.03

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